きままにっき

転居で離れた友人との近況報告&情報交換を兼ねた気ままな日記です

『奇跡のリンゴ』

石川拓治『奇跡のリンゴ』幻冬舎


いつも何気なく食べているリンゴ、実は収穫されるまでに多くの害虫や病気にさらされる作物で、非常に多種類・大量の農薬が必要らしい。
そんなリンゴを、リンゴ史始まって以来の無農薬で育てて収穫するという前人未到をやってのけた農家、木村秋則氏の話。

ライターの石川拓治氏が取材しまとめられている。



木村さんはとにかく本当に苦労をして、貧の底にまで落ち、人々から嘲笑され、死ぬ間際まで追い詰められながら偉業を成し遂げた。

(他人から非難され嘲笑されても信念を曲げず正しいと思うことを成し遂げる、まるでノアの方舟のようだと連想していたら、その通りのオチだったw)


木村さんが結果として得たものも素晴らしいけれど、そこに行き着くまでの中で試行錯誤したこと、観察眼や気づき、自然に対する謙虚さ、そして何より想像を絶する努力には、読者である自分が感化されたり感動したりすることが多かった。
ついにリンゴの花が咲くシーンでは感情移入してしまった。

木村さんの悟ったことは農業のみならず、人が生きている上であらゆることに通じると思う。
「一つのことに狂えば何かが開ける」
「価値あるものこそ低価格にして多くの人に」
「見えるところにばかり目を向けない」
「すべてが支え合って生きている」
「自分は何ひとつやっていない」
この人が奮闘した半生の中で聞くと、その言葉の深い意味はズシンと重みが増す。


人類史上にのぼるような大きな発見や成功をした人というのは沢山いるけれど、共通して
①人知を越えた自然の力に謙虚である
②どん底で最悪のところで何かを得て逆転する
③本人の人格やまわりの人運に恵まれている

…というのを伝記や自伝なんかを読むといつも感じる。


一般書評なんかでは木村さんに否定的な意見もあるようだけれど、批判する人には何か一つでも徹底的に極めてから言ってほしいと反論したくなる。


本書で残念なのは、取材をした著者の主観や講釈がかなり含まれてしまっているということ。
次は木村さん自身の言葉で書かれた『リンゴが教えてくれたこと』を読んでみたい。
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  1. 2014/10/10(金) 14:40:55|

『満足できない女たち』

田中亜紀子『満足できない女たち~アラフォーは何を求めているのか~』(PHP新書)

1986年の男女雇用機会均等法が施行されたころの新卒女性が、約20年たったいま40歳前後になってからの実態について考察した新書。
初版は6年前なので新書としては古い部類だけれど、自分も数年後にはアラフォーになるためタイトルに興味が沸いたので読んでみた。

中でも均等法以降の働く女性の問題点や人生設計などについて多く触れているが、著者はこの世代を特別視しすぎではないか?と感じてしまった。
どの世代にも一長一短で特徴はあると思うし、均等法施行から30年近くたった私たちの世代にも通じそうなことばかりだと思ったが、これは私が均等法施行後の女性しか知らないからかもしれない。
今まわりの主婦も含め女性がアイデンティティをもって生きている姿を当たり前に見ることができるのは、均等法以降、多くの女性が社会で奮闘してくれたお陰だろうか。

均等法以前の女性の実態を知らないのでその答えは私にはわからないけれど、アラフォーという年代が人生の折り返し近くで心身ともに自分を見直す重要な時期だというのはよく分かる。





私は歳をとるのが、特にいずれ40代に入るのが何となく怖かった。
漠然とした怖さだったけれど、今回この本を読んでみて何が怖いのか具体的に分かった気がする。
ひとつ目は、人生を半分過ぎた頃こんな生き方で良かったのかと後悔しないかという不安。
もうひとつは心身の変化や衰えについていけるのかという不安。
特にミッドライフクライシスが心配だと思った。

けれど本書で語られているのはアラフォー世代のネガティブな面だけではなかったので、自分の今後に起こりうることへの見通しをつけるという意味でも、まあ読んでみて無駄はなかったかもしれない。

とはいえ結局はどの世代でもアイデンティティや目的をもって努力するしかないよな、というありきたりの感想で終わった。
  1. 2014/10/07(火) 15:34:15|

『散るぞ悲しき』

梯久美子『散るぞ悲しき』新潮社


本当にいい本だった。
泣けた。

硫黄島総指揮官である栗林忠道中将の、主に家族へ宛てた手紙や関係者へのインタビューで読みとく戦記。

戦記といっても文学性が高く、女性にも読みやすい。
それでいて淡々と客観的に事実が語られていて、血生臭い具体的な描写はほとんどないのに、この闘いの壮絶さや悲惨さがよく分かった。
兵士たちへの哀悼や感謝の念が込み上げてきて、心に迫る。

また取るに足りないような小さな硫黄島での闘いが何故これほどまでに重要だったのか、栗林の戦術がどう功を奏したのかなど、興味深い史実も深く知ることができた。



栗林中将は、【公】では冷徹で合理的、【私】では合理的なうえに温かく人情に厚く、その人間性が手紙から溢れていた。
特に家族に対しては愛だの恋だの大切だのといった軽い言葉では表現しがたい、究極の愛情を感じる。
戦争や軍人というとどこか遠いものに感じるけれど、一人ひとりが私たちと何ら変わらない家族をもつ個々の人間なんだと改めて思い知らされる。

もし私の生まれた時代が少しずれていて、同じように家族を戦地に送り出さなければならない立場だったらどうだろう?と想像しただけで、胸が張り裂けそうになる。


終戦記念日を過ぎた頃にふと思いつき手に取ってみたら、戦争ものなど殆ど読んだことのない私が夢中になった。
  1. 2014/10/06(月) 17:04:15|

幼稚園出願

幼稚園、来年度入園の出願が始まった。
うちも何とか希望の園に入園決定(^^)

少子化というわりには、、、いや、少子化だからこそ?園側も入園者側もお互い精査厳選しあって人気の園や希望の園に入りづらいこともあるという印象を受けた。


うちの園は、プレ参加者の中で入園希望者が初夏に面接を行い、それに通ったら入園仮内定→10月の出願で入園決定となる。
ここでパスした子は、定員オーバーしても一応全員入園できるって話だった。
でもプレ参加者の中でも補欠がかなり出たらしい。
プレに行っていない一般の入園希望者には、事実上 席が残っていない状態。


我が家は、出産で里帰りできる期日のギリギリ前日(!)に面接してもらい、入園仮決定の連絡は実家で受けてたよ(^^;)
あと一日でもズレていたらまずかったな。
一応幼稚園のこういうタイミング(以外にも色々)も考えて、出産月を決めていたのでよかった。



ついこの間生まれたと思ったのに、もう幼稚園かぁ~(T_T)
子供時代なんて過ぎてしまえばあっという間なんだろうなぁ…


桃くんくん。
たくさんあった桃も今年は食べ納め。
気づけば柿と梨の季節だわ。
  1. 2014/10/02(木) 06:20:30|
  2. 日記・つぶやき

描いたり作ったり

2歳の長女の画力は何てことのないごく標準的なレベルをたどっている模様。
写真はちょっと前のもの。
もっとちゃんと顔らしく分かりやすいものもあるんだけど、手元に残っていたものを。



顔が描けるようになり、教科書通りに「頭足人」が出現!!



「お手てーあしー」だって。
絵の描き方なんて誰も教えてないのに、本当に勝手に発達段階通りの絵を描くようになるんだ~と興味深く観察している私。

ちなみに必ず「パパ」を一番先に大きく描き、次に自分(娘)→ママ→ねんねこちゃん(下の子)の順に描く。
いつも家族4人を一緒に描いてくれる。



一方で…

お魚に目を描かせてみたら顔の場所も目の数も分かっていた。
2歳って何気に色んなこと認識してるんだね~。
上のは「ニコニコお目目」だって。




粘土好きな娘と一緒に、キティちゃんハウスで遊べる食べ物を作ったりw
小指の先くらいの大きさで、100均の紙粘土を使って形は既製品のようにはいかずイビツだけど、遊びの中では大活躍。




外に出られない時期には何かと描いたり作ったりしていた。
あと1ヶ月くらい、蚊がいなくなるくらいまでは外遊びより、こんな室内遊びがメインかな?


*****

私は妊娠後期からは子供たちの服をオソロイで作るようになった。

同時に縫うなら1着作るのも2着つくるのも、そんなに変わらないね。
(もちろん時間はかかるけど)
長女のが100cm、ねんねこちゃんのが80cm。
成長曲線から予想すると、二人とも来年の春頃から体に合いはじめて、来年秋くらいにピッタリかな?



キルトベスト。
まだつけてないけど寒くなる前に打ち込みホックをつける予定。



カボチャパンツ、お姉ちゃんのはポケットつき。
50cmくらいのカット端切れが200~300円でピッタリ無駄なく2着分を裁断できた。



長ズボン、これもお姉ちゃんのはポケットつき。
あ、シワシワだ(^^;)


これはお友達の分だけどヨークつきのハーフパンツ80cmサイズも。
110cm巾×1mの服地から、無駄なくピッタリ3着とれた。

作ってから柄物しかもチェックばかりだと気付く(-_-;)



  1. 2014/09/26(金) 10:51:04|
  2. ハンドメイド
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